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  • 執筆者の写真SATO Takayuki

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音楽の好みというのはまったく人それぞれで、これは絶対!と思って友人に勧めても全然ダメなことがある。だからあまり積極的に他人にリコメンドはしないことにしているが、逆に好みがピッタリな人に出会うとそれだけで親近感が増す。

そしてその人の内面が理解できるような気がする。

僕は映画を作ることに学生時代からずっとこだわってきたが、そのまえから音楽(特にロックやジャズ・ファンク)が好きで、中学時代にはプロのドラマーになりたいと思っていたこともある。思えば、若いころ美容師をしていて洒落者だった母親の影響か。

ビートルズから始まり、ハードロック⇒プログレ⇒フュージョン⇒ジャズとありがちな変遷を辿ったが、20代の半ばくらいから広い意味での黒人音楽の奥深さに目覚めた。 そこからバルカン半島の音楽にハマり、またアフリカの他地域の音楽、つまり民族音楽にハマっていった。

そもそも本来「音楽」は五線譜やギターコードで出来ているわけではないことを知った。

「音楽」は趣味にもなり得るが、ある人にとっては「生きることそのもの」であることを知った。

僕にとっては「音楽」は趣味のひとつでしかないし深く追求したわけでもないが、それでも自分の好きな音楽を少しづつでも紹介していこうと思う。

音楽の良いところのひとつは、古い曲を聴くとその頃の状況に一瞬でタイムワープできること。

甘酸っぱい感傷や、苦い思いが懐かしく思い出される。

そんなことも含めて振り返ってみたくなったのは、やはり歳のせいか…。


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